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大阪大学基礎工学研究科XR GROUP 助教(2025~)

ウェアラブルコンピューティングに関連した入力/個人認証/触覚提示技術の開発を中心に、
ヒューマンコンピュータインタラクション(HCI)に関わる研究に取り組んでいます。

現在は、イヤホン型高機能端末であるヒアラブルデバイスの技術開発に注力しています。

対象を問わず、人々の生活の質を向上させるインタラクション体験を提供する、
斬新な技術開発を目標としています。

業績・SNS等は以下のリンクをご参照ください。
Google Scholar / LinkedIn / ACM / researchmap / reseach-er.jp

Contact: t.amesaka.es[@]osaka-u.ac.jp

ウェアラブルコンピューティング(ヒアラブルデバイスに限らず)、ヘルスケアスポーツ身体能力の向上などの研究にご関心のある方は、ぜひご連絡ください。

NEWS

MobileHCI2025に採択(登壇発表)されました
CHI2025に採択(登壇発表)されました
大阪大学で助教として働きます
IEEE TMCに採択されました
KEIOテクノモール2024に出展しました
UIST2025に採択されました(BestPaperも受賞しました🏆)
MobileHCI2024(登壇発表)に採択されました
山下記念研究賞2023を受賞しました
ISWC2023(Note)に採択されました
慶應大学で学振PDとして働きます ...


RESEARCH

Hearables

次世代ヒアラブルデバイスの開発

新たなセンサ・機構を組み込むことで、デバイスの機能を発展させる研究開発に取り組んでいます。

変形するイヤーチップの開発

次世代のヒアラブルデバイスに向けて設計された動的イヤーチップシステム「FlexEar-Tips」を提案しました。

このイヤーチップは、エアポンプとソレノイドバルブにより制御され、快適性と機能性のためにサイズ調整が可能です。また、イヤーチップのサイズをモニタリングするための空気圧センサを備えており、環境条件やユーザのニーズに応じて適応できます。

表情認識可能なヒアラブルデバイス

ヒアラブルデバイスは高機能なイヤホン型ウェアラブルデバイスですが、操作性に未だに課題があります。

我々は装着者の表情が認識できるヒアラブルデバイスを開発し、その有効性を調査しました。この取り組みは、将来的な口パクでの音声入力やユーザの感情認識などの応用が期待されます。


音漏れの信号化技術への取り組み

ヒアラブルデバイスから漏れ出る音成分を信号化する技術開発に取り組んでいます。
音漏れ信号を活用することで、耳周辺を低コストでセンシング可能になります。

耳形状の測定と個人認証への応用

音漏れ信号は耳周辺で反射・反響することで個人ごとの耳形状の情報を保有します。これを効果的に測定することで、ヒアラブルデバイスの装着者の認証を実現します。

ホバージェスチャ動作の測定と非接触入力への応用

音漏れ信号は耳上空まで放射し、その周辺で移動する物体に反射することでドップラーシフトが発生します。この信号の特性変化を活用し、デバイスに触れない非接触入力を実現します。


ユーザに優しいヒアラブルデバイス

快適なヒアラブルデバイスの実現には、利用するユーザ側の深い理解も重要であり、
その知見獲得に取り組んでいます。

ヒアラブル操作におけるユーザ理解

ヒアラブルデバイスは高機能なイヤホン型ウェアラブルデバイスですが、現在の入力方法には制限があり、手のジェスチャーによる操作の拡張が求められています。これまでのユーザー理解のための定義ジェスチャの誘発研究ではデバイス形状やハンズジェスチャーの制約が設定されておらず、社会実装のための知見としては不十分でした。
本研究は、ヒアラブルデバイスを使ったハンズ入力を想定し、6つの条件で誘発研究を実施することで、ハンズ入力に対する包括的な理解を提供します。


Wearable Computing

身体に装着し利用するコンピュータであるウェアラブルデバイスの研究開発にも幅広く取り組んでいます。

衣服のインタラクション拡張

スマート衣服は次世代のウェアラブルデバイスとして非常に注目されています。スマート衣服は繊維に導電性などの特性を持たせ、センシング機能を組み込む方法が主流です。
本研究では、一般的な衣服が持つ音響特性に着目し、着脱可能なインタラクション拡張デバイスを開発しました。

低コストなリング型個人認証デバイス

スマートリングはユーザのバイタル記録や小型入力デバイス、簡易な決済デバイスとして注目されています。しかし、リング型デバイスによって装着者の本人性を確認する技術は確立されていません。
本研究では、測距センサとIMUセンサを活用することで顔構造および動作の個人性を測定し、個人認証を実現するシステムを開発しました。


CAREER

Work

  • Assistant Professor, Graduate school of engineering science, The University of Osaka (2025.4 – )
  • Visiting Assistant Professor, Keio University (2025.4 – )
  • JSPS Research Fellow (PD), Keio University (2023.4 – 2025.3)
  • Research Fellow, Keio University (2023.5 – 2025.3)
  • JSPS Research Fellow (DC2), University of Tsukuba (2021.4 – 2023.3)

Education

  • Ph.D. (Engineering) (2020 – 2023)
    Graduate School of Science and Technology
    University of Tsukuba (IPLAB)
    Advisor: Prof. Buntarou Shizuki
    2022 Doctoral Dissertation Recommendation Report
  • Master of Computer Science (2018 – 2020)
    Graduate School of Information Science Technology
    Hokkaido University (LIIS)
    Advisor: Prof. Masanori Sugimoto
  • Bachelor of Computer Science in Electronics and Engineering (2013 – 2018)
    Hokkaido University (LIIS)
    Advisor: Prof. Masanori Sugimoto

Committee

  • SIG UBI Steering Committee Members (2023- )
  • IPSJ INTERACTION Executive Committee 2024, 2025
  • JSSST WISS Program Committee 2025

OTHERS

Selected Award

Grant

Research Grant

Principal Investigator

  • Grant-in-Aid for JSPS Fellows (Grant-in-Aid for Early-Career Scientists) “音漏れの特性解明と信号化技術の基盤確立”(2025.04-2030.03)¥4,555,000
  • Grant-in-Aid for JSPS Fellows (PD) “Establishing a Micro Gesture Input Method for Healable Devices”(2023.04-2026.03)¥4,680,000
  • Grant-in-Aid for JSPS Fellows (DC2) “Robust Active Acoustic Sensing Method and Its Application to Garment Interface”(2021.04-2023.03)¥1,500,000
  • Tateishi Science and Technology Foundation(Research Grant (C)) “Establishment of smart device method for sportswear using acoustic sensing”(2021.04-2023.03)¥1,000,000

Collaborator

Travel Subsidy

  • IPSJ, SIGUBI “International Conference Presentation Encouragement Award” (¥200,000 [2022/8])
  • IPSJ, SIGUBI “International Conference Presentation Encouragement Award” (¥200,000 [2019/8])

Media&Exhibition

  • 展示:ヒアラブルデバイスを快適・安全に利用するテクノロジー, KEIO TECHNO-MALL(2024.12.13) Link
  • プレスリリース:イヤホンにタッチせず空中ジェスチャで操作する新手法を開発 (2024.10.11) Link
  • Webセミナー:産学で語る ⽿⾳響認証対応ヒアラブルデバイスへの期待(2024.02.07) Link
  • Web: “Hand gesture input using earphone “sound leakage” developed by University of Tsukuba and Hokkaido University”. IT Media News / 「イヤフォンの“音漏れ”を利用したハンドジェスチャー入力 筑波大と北海道大が開発」(2023.01.05) Link

Review

  • ACM IMWUT
  • IEEE TDSC/Access/ISMAR/SMC
  • IPSJ

Teaching Assistant

  • Hokkaido University International Student Tutors
  • Hokkaido University, Department of Information Science and Engineering “Information Science and Engineering Experiments I & II (2018, 2019)